再生医療の分野において大いに期待される無限の可能性を秘めた3次元配向性コラーゲンジェルの販売・共同研究

株式会社アトリー

3次元配向性コラーゲンジェル

無限の可能性と応用分野

コラーゲンジェルはこれまで細胞培養の基盤物質として50年近く製造されてきましたが、体内に存在する多くのコラーゲンとは異なり配向性を持たない状態でした。そのため配向性コラーゲンジェルを作成するために強力磁場を利用する方法等が研究されてきましたが、商業ベースでの生産としては現実的ではありませんでした。

株式会社アトリーでは2008年から米国スタンフォード大学と提携して、配向性コラーゲン、しかも2次元配向性コラーゲン薄膜のみならず、3次元配向性コラーゲンジェルの作成について委託研究を行い、3次元配向性コラーゲンジェルを容易に作成する技術を開発しました。

3次元配向性コラーゲンジェルの特長は、体内のコラーゲン組織と同様の配向性を有するため、体内コラーゲンにより近い環境で細胞を成長・培養させることが可能なことです。また配向性を有する結果、細胞が配向性の方向に沿って成長し、その成長速度が配向性の無いコラーゲンよりも速いことです。

3次元配向性コラーゲンジェルは、医療、再生医療の分野を底辺において強力に支援するバイオマテリアルであることを確信しております。

【無限の可能性と応用分野】

  • » 外科、整形外科、歯科等の分野における早期治癒・治療
  • » 神経細胞等の局所的・早期成長
  • » 再生医療分野における細胞培養試験、組織培養試験(血管再生、リンパ管再生等)

現在、スタンフォード大学医学部において、動物試験等により3次元配向性コラーゲンジェル利用の研究開発が進んでいます。

特長

アクチン線維の蛍光染色画像 AFM(原子間力顕微鏡)写真 位相差顕微鏡写真
成人ヒト線維芽細胞アクチン線維ネットワーク。細胞が3次元配向性コラーゲンジェルの方向に偏向。 3次元配向性コラーゲンジェルの組織。67nmのバンド構造が左から右に走るコラーゲン繊維に観察。コラーゲン繊維の背景はガラス基板。 線維芽細胞がコラーゲン配向性に沿って(矢印の方向)成長。